都市銀の手形の代金取立手数料の相場
商取引で手形を振り出されることとなり、数カ月後に銀行に手形の記載金額を受け取りに行く事になりましたが、窓口で取立手数料というものが差し引かれました。
それがおよそ千円くらいの手数料となりますが、これは銀行が現金を換金する際の事務手数料として考えて下さい。
こういった手数料というのは必ず払わないといけないものかと言われますと、取引銀行や手形の扱いの種別によって費用が変わってきます。
また、金融機関によっての手形の手数料の相場というものがあって、それは各行ともに違ってくるのかも疑問にあるかと思います。
この手数料というのは同一支店内手形交換所内であれば、648~756円が大手都市銀三行の相場となっています。
また、同一でない手形交換所内宛で普通扱いであれば、864~972円といった相場となっております。
また、この手形取立手数料で一番費用がかかるのが、他行宛の至急扱いの場合の手数料は1,080円となり、これに関しては大手都市銀三行では相場が同じとなっております。
地銀や信用金庫および無料扱いの方法
では、こういった取立手数料に関しては地銀や信用金庫においては相場や取扱いの仕方はかわるのでしょうか?
企業によっては取引などが地域に密着した金融機関での取引が主流となってくるのではないかと思われます。
地方での銀行や信用金庫でも本支店間であれば、432円であったり、取引銀行への口座へ入金や同一支店であれば無料もあったりとバラつきは生じます。
但し、この手数料というのは企業の経理を預かるものとしてはバカにならない手数料として捉えていますので、本当はビタ一文もそんな手数料は支払いたくは無いものです。
そういった場合には支払期日の一日前、二日前などに銀行に持参すれば取立手数料はかからないものであったりします。
取引銀行によって異なりますが、交換所の関係で取立を介さないといけない手形もありますが、期日前に持参した場合には取立手数料は掛からないものとなります。
しかし、期日前に持参するものなので、それはその場で現金化になったりはしませんので、ご注意する必要があります。