預金に入金される資金繰りの項目のひとつ
手形の落ち込みって言葉がありますが、こちらは普段経理担当者や財務担当者でないとあまり見ることが無い言葉になるかと思われます。
手形というのは実際に資金がどのように流れて、資金繰りされているかを資金繰表を確認して見ることがあります。
資金繰表は会社の重要なお金の流れを記載する帳簿になっていますので、そこを見ると受取手形落ち込みという項目があったとします。
それは言葉的に悪い言葉と思われる勘違いをよくされる方が多いと思われますが、それは本来の約束手形の期日が来て、預金に入金が成されたことを示すので、良い言葉になります。
待ちに待ってやっと来た入金を示すので、財務担当者としてはホッと肩を撫で下ろすところではないでしょうか、手形を利用した取引においてはそういった表記の仕方で資金繰表を確認しますので、簿記などを習っている方はその見方を習うことになります。
そのほかに支払手形落ち込みという項目は、こちらから手形の支払期日にて支払を行ったという内容となっていて、当座預金からその額面が支払われたという意味になります。
割引手形落ち込みから見る資金繰り状況
手形の落ち込みについて、次に割引手形落ち込みという項目がありますが、受取手形を支払期日を待たずに支払を受けて、預金に入金が成された内容を示します。
これは入金があったという内容よりは受取手形を担保にして、お金を融資してもらった事を指すので、実際にはあまり良くないものとします。
手形割引というのは実際に資金繰りに困難で遭った場合に、何とかお金をかき集める手段で、藁にもすがる思いで約束手形の前倒し現金化にする行為ですので、資金繰表にその項目が挙がっているということは、全体的に資金繰りが厳しくなったという状況がうかがえます。
本来はそういった状況を迎えることがないように努めないといけませんが、取引相手によって潤滑に資金繰りが行われないケースだってありますので、全てがこちらの責任ではありません。
しかし、資金繰表にそういった内容の記載があると言うことはその先の資金繰りについて黄色信号や赤色信号に変わるなどを指し示す事を物語っております。
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